岡山県には国指定史跡の城が7つ存在しますが、残念ながら吉備路には天守閣の残る城はありません。とは言え日本100名城に選ばれた謎の山城「鬼ノ城」、戦国時代のターニングポイントとなった「高松城跡」等、歴史ロマンを感じる史跡の数々をご紹介!
羽柴秀吉の参謀・黒田勘兵衛が進言した水攻めで知られる。城跡は公園として整備されており、城内には歴史資料館もある。戦国時代の転換点となった場所であり歴史ロマンを感じる。新日本100名城の一つ。
・福山城跡
「太平記」にも記された「福山合戦」の地。標高302mの福山山頂に築城された国指定史跡。頂上からは総社市・真備町が一望。登山道が充実しハイキングを楽しめる。
・荒平山城跡
秦の郷、城山(標高191m)山頂に築かれた天守閣を持たない山城。地元の豪族によって築かれた。
・幸城跡
福山城跡の西北、標高161mの山頂に立地する山頂。三方が絶壁で守りやすく攻めにくい天然の要塞。福山城跡とは登山道でつながっている。
・秀吉公本陣跡(石井山)
秀吉が備中高松城水攻めをした際、城が一望できる石井山の中腹に本陣を構えた。城跡周辺は宅地化が進んでいないため、ここからは合戦当時を彷彿とさせる景色を楽しめる。