古墳3兄弟

吉備路では珍しいお団形の古墳。写真は福山・歴史公園内にある三兄弟。福山登山道沿いに60基以上分布する古墳群。質のいい横穴式石室が数多く残存。

【古墳の概要】

  • 福山の西斜面にある峠古墳群は、6世紀後半から7世紀中ごろに築かれた古墳の集まりである。
  • 峠古墳群は最南端に位置し、総数は67基である。
  • 1号墳から3号墳は村道の拡幅工事のために発掘調査が行われた。
  • 1号墳は直径約11mの円墳であり、多くの人頭大の石が使用されていた。
  • 2号墳は直径約9mの円墳で、1号墳と同じ時期に造られたが、より新しい段階である。
  • 3号墳は直径約10mの円墳であり、多角形墳の可能性もある。築造時期は6世紀末から7世紀初頭で、最終埋葬は7世紀末から8世紀初頭と推定されている。
  • 3号墳には小規模な横穴式石室があり、墳丘の端に接して特異な配置で築かれている。
  • 1号墳から3号墳は移築され、築造当時の姿に復元され、歴史広場として公開されている。

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